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GAM Trading II

ローンチ April 1997
Benchmark ?
Std. Dev. 5 Yrs: 5.44%


Overview

GAM Trading IIはCTAとマクロをミックスしたファンドオブヘッジファンドです。目標リターンはLiborのプラス5−8%、ボラティリティ目標は6−9%です。





<総評?>

いやぁ、分かりにくい(笑)。基本「Managed FuturesとMacroのミックスだよ」で正解なのですが、配分を見るとMacroのが多くの割合、その中でも「Discretionary Macro」が一番の割合になっているよ、と。じゃぁそれは何か?というのを解説しないと「訳分からんぜ」になるのは火を見るよりも明らかな訳で、、と。この解説に、まず一般人は知らないであろうHedge Fund Netのレポートより抜粋。
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定量的投資ストラテジー(Quantitative investment strategies)とは、潜在的な収益機会を識別する独特なモデルを使ったシステマティックなアプローチを用いる。これらのモデルは、リスクを最小限 に抑えながら最大のリターンをたたき出すという目標のため、広範なアセットクラスの膨大なデータから分析する。

一方で裁量的(discretionary)ストラテジーはファンダメンタ ルズ的なトップダウンやボトムアップアプローチを用い、相場観に基づいたマネージャーの見識を利用したものである。2004年初にはっきりしたことは、こ れらの戦略はお互いにミラーリングしているように見え、定量的ストラテジーの方がややリターンが高かった。

両方のストラテジーは金融危機の時に特にパ フォーマンスが落ちたが、裁量的な戦略をとるファンドは危機からの立ち直りは素早かった。一つの結論かもしれないが、(定量的なストラテジーの)独特なモ デルはやや歪んできており、(裁量的なストラテジーの)ご都合主義的なアプローチに比べ、より守備的なアングルをとらざるを得なかった。

裁量的なストラテ ジー、すなわちファンダメンタルズ分析を通じた人間の専門知識は、収益機会を認知する優位なアプローチを浮かび上がらせたのに対して、定量的なファンドは 価格の異常を正確に識別するのにより多くの時間がかかってしまった。

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少し余談で、レポート資料が中々興味深かったので一部抜粋。

■Macroと他のヘッジファンド

2008年には明確にマクロは他のアセットグループをアウ トパフォームしていた。マクロファンドの50%は、ダウンサイドプロテクションを提供していた。エクイティや債券マーケットが下落しても、マクロファンド の多様性は、より有利なマーケットへのエクスポージャを有していたことを示唆している。例えば、コモディティフォーカスドファンドは2008年のはじめか ら急騰し始め、1月と2月は合算して19.88%の利益をたたき出した。一方でFXフォーカスドファンドは2008年を通じて安定的に6.16%のリター ンを出しており、パフォーマンスがダウンしたのはたったの2ヶ月であった。


2009年から2010年のマクロファンドと他のヘッジファンドとの間のパフォーマンスは、全てのアセットレベルではっきりと後者の方が上回った。多くのエクイティや債券のストラテジーはマーケットラリーをうまく利用 したが、マクロファンドは逆張りとなっており、小さなリターンしか得られなかった。

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要するにファンドマネージャの手腕に基づいて好き勝手やるものがdiscretionaryもの、それに多くの割合を配分しているよ、というファンドですね。2008年のリーマンショックを上手く乗りきっている点はある意味稀少でしょうか。(ただ、上記にあるように裁量にゆだねられる点があるので大きなマイナスはないものの、「なんでこの時期にマイナスになるねん!」という時にパフォーマンスがでないという欠点も)

ちなみにGAM自身が運用、ではなく「他ファンドを組み合わせて作っているファンドオブファンド」ですね。
ぱっと見、あまり優れたパフォーマンスに思えないかも、ですが、リーマン時含め5%ちょいという標準偏差は中々凄いです。

人それぞれの考えがあるでしょうが、一部組み込むのは面白いファンドかな、とは思いますね。

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