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実際の相談例 第二回

前回同様、まだ最初の質問の途中です。少しだけ具体的に話は進んでいます。


担当者

リスク許容度とリターンの狙い

もし、お考えがまとまっていたらお願いします。
限りなく元本保証に近い鉄板投資~10年以上を見据えて大きく稼ぐか(これからいっっしょに考えるもありですし、途中でお考えが変わることもあるでしょう。途中で、何度か確認しながら進めますので、とりあえず「現在」のお考えをお聞かせください。もちろん、わからないも答えのうちです)

 

たくみ

鉄板とは??

「かたい」ことから、ギャンブルなどで間違いないことの意味。最近は投資系でも使われる表現かな??

 

相談者

ある程度リスクはとりますが、大博打をやるつもりはありません。
鉄板~リスクもの取り混ぜていこうと考えております。
あと、投資自体も一括投資と追加投資部分を分けたいと考え始めました。
投入比率や投資間隔は未定です。
相談者

初めの頃は、6~7年で一部解約して現金化を考えておりました。
しかし6~7年後の時点で、解約に適当な時期か判断する。
で、やめないほうが良いのであれば、無理に一部解約せず、投資を継続する。
と、いうスタンスになりました。全体として10年以上と考えて頂いて良いです。
長い視点で、大きくしたい。
相談者

現時点で、鉄板はLMモーゲージ辺り、ハイリスクは途上国やセクターモノなどという認識です。
無論今後のやり取りで変わっていくでしょうが。
全体として年利12%前後を目指したい。

 

担当者

為替リスクについての考察。

ドル建て資産100%で、円ドルレートが60円(現在の約半分)になった場合、10年間で、円ベースで損しないようにするにはいくらの利率が必要か。

現在=120円、将来=60円 と仮定。

資産はゼロ金利だと半分になります。逆に言うと、ドルベースで2倍になれば、
円ベースでも損はしないということになります。

 

 

担当者

必要倍率=(2倍)^0.1 (......^0.1とは1/10乗という意味。)
=1.0717倍

年率x%+1=Xとする。X^10=2
これを双方1/10乗かけたものが上記式となる。
ちなみに2^2=2×2、2^3=2×2×2という意味。

上記の結果より1年間に資産が1.0717倍になればいいわけで、年利では
1.0717-1=0.0717 7.17%が必要年利です。

 

担当者

12%という設定は、通常考えにくいほどの円高にも十分耐えた上に、5%の利益が上がるということです。
非常にいい設定ではないかと思います。
どうしても、ファンドの設定はドル建てが多いのですが、いくつかは、通貨分散も考慮すべきでしょう。ユーロ建て、やオーストラリアドル建て等です。
候補で考えておられるLMモーゲージはAUD建なので、候補のひとつとして非常に有望です。

担当者

すでに、投資先の候補について決めておられるのものやお考えが有りましたらお聞かせください。

 

相談者

漠然といろいろの分野(株式、債券、不動産モノ、金その他)、戦略、地域やセクター(先進諸国はもちろん途上国やハイテクなど)に分散を図りたい。多様性を持たせたいと・・・
しかし、何を機軸にどのように配置してゆくか決まっておりません。

あとはLMモーゲージやGlanmore、Noble、infiniti、superfundも混ぜたいなくらいです。
似たようなものはやめて、別のものを入れたりは当然します。
低相関のものを選ぶという、基本ですね。

 

たくみ

モーゲージとは?

不動産を担保とする金融貸借契約。証券化というのは…例えばAさんに1億かしたとして、戻ってくるのが2億だとして…その債券を小分けにして100万が150万にしてかえってくるよ、という形の証券にした、という感じですな。

 

 

担当者

差し支えなければ、投資予定資金の金額についてお教えください。

相談者

7~8000万です。

担当者

了解しました。
大体の大枠は理解しました。

 

担当者

なお投資に当たっては、ご自身の決断によります。と書くと硬く聞こえますが、要するに押し付ける気はないという意味ですので、気楽にしていてください。

では、、、、、

 


次回より、今までの内容を踏まえて少し話が具体的になっていきます。

数式などが出てきて、少し難しいですが分からなくても大丈夫です。

数式の最後「年利で7%ぐらいは必要」というのをイメージしておいてください。

ただし、あくまでも上記の必要年利は相談者の方の考え方です。

何年後かに為替が1ドル120円から60円になるかも?というのは、少し乱暴な仮定ですし。